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Interview

AIには、決して超えられない仕事を共に。
「&INNOVATION 2023」から始まる、三井不動産の未来を担う人材とは?

三井不動産株式会社

(CLIENT PROFILE)

三井不動産株式会社

人事部 人材開発グループ グループ長 鈴木 純平 様

1999年に三井不動産株式会社に入社。
新卒でビルディング営業部に配属。その後、ビルの事業推進やロジスティクスの営業、地方支店などを経て、2024年度より現職。新卒・中途採用だけではなく、社内研修の責任者も担う。

ご支援領域

  • D&I推進
  • エキスパート人材
  • 総合職

(ABOUT PROJECT)

KIRINZIがご支援させていただいているお客様へのインタビュー。今回は、三井不動産株式会社 人事部 人材開発グループ グループ長の鈴木様に、三井不動産の人材戦略や求める人材像、今後のビジョンについてお話を伺いました。

(POINT)

  • 長期経営方針「& INNOVATION 2030」を掲げ、個々の人材力を伸ばす
  • D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)のを推進や、エキスパート人材強化を図る
  • 個々の人間力・パーソナリティを重視した採用活動を実施

新社長のもと、変革に向けて
人材に求めるのは「岩盤」と「専門性」。

—貴社は人材戦略として「価値創造の源泉である人材力の底上げ」を掲げていますよね。その実現のために、人事部門としてはどのような取り組みをされていますか。

当社は、2024年4月に新社長のもとで、「& INNOVATION(アンドイノベーション)2030」という長期経営方針を定めました。当社グループの「ありたい姿」を実現するため。その戦略を支えるインフラを「人材」と定義し、個々の人材力を伸ばす取り組みを行っています。

その中で、大きく「岩盤(がんばん)」「専門性」という二つの人材像を掲げています。「岩盤」は、やり遂げる力や広い視野・視座を持つこと、思いやりや傾聴力、コミュニケーション能力といった「EQ(Emotional Intelligence Quotient)」(※)を高めることを指します。こういった強固な土台を築いたうえで、ジョブローテーションを繰り返し、総合デぺロッパーのスペシャリストとしての「専門性」を身につけていただくことを重視しています。

(※)EQ…心の知能指数を測る指標

—他にも、人材戦略において「D&I」(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進やエキスパート人材の強化といった方針がありますね。KIRINZIは、主に総合職・エキスパート人材における中途採用活動のサポートをさせていただいています。

そうですね。「D&I」の観点でいうと、社会や個々の価値観が多様化している昨今、一人ひとりの社員の個性を尊重すべく、さまざまなバックグラウンドを持ったキャリアの方に街づくりを担っていただきたいと思っています。採用時も経験・職歴不問としているため、商社・コンサル・マスコミ・金融・中央省庁などのバックグラウンドを持つ多種多様な人材が集まっています。

「エキスパート人材の強化」においては、DX推進・建物管理・建設技術を担うエキスパート職に加え、経理分野を担うエキスパート職を今年度から新たにつくりました。4つの分野で、個々の専門性を活かしていただけたらと考えています。

—新社長のもとで新たな経営方針を定め、まさに変革の真っ只中かと思いますが、貴社が変わらず大事にしていきたいことは何でしょうか?

三井不動産は約80年間の歴史の中、時代のニーズに応じて事業を変革してきました。その一方で、一人の人間として大事な資質である人間性を当社内では「岩盤」と呼び、ずっと大切にしてきました。私たちは、変化の激しい時代にあっても、その「岩盤」を軸に、人や社会に向き合ってきました。そして近年、私たちは改めて「人間らしさとは何か」を問われる時代を迎えています。
コロナ禍を経て、AIが台頭し、さまざまな業務や職業が取って代わられると言われている中で、人に対する思いやりや感情といった「情緒」の部分はAIが代替することはできません。ゆえにこれからはデジタルやロジックといったものはAIに任せ、人の中心をなす「情緒」を通じて、人がもっと人らしく、心の豊かさを享受し、幸せを感じながら暮らしていくために当社は何ができるのかを真に問われている気がしています。

また、当社はプラットフォーマーとして「場」を提供してきました。オフィスや商業施設、ホテル、住宅……それらを通し、人生をより良いものにしていく。この活動は、引き続き継続していきます。

最近の例を挙げると、財団法人日本サッカー協会様と共に街づくりの連携協定を結ぶ取り組みを行いました。
明治維新の近代化から約160年、敗戦の復興から約80年、日本人はずっと一直線で走り続けてきました。十分に豊かになった日本で今度は心の豊かさや生活の潤いといった、クオリティ・オブ・ライフの向上に向けた取り組みにも、より一層力を入れていきたいと思っています。

重視するのは、その人ならではの「人間的な魅力」。
仕事を超えて、「人対人」の深い関係性を築くために。

—そういった局面で、貴社で働く「人材」はやはり重要な存在になってくるかと思います。採用において重視している点はありますか?

第一に、「コミュニケーション能力」を重視しています。三井不動産は単体で約2000名の体制を誇り、グループ全体では売上高2兆6000億円規模に達しています。しかしながら、その規模の事業を一社だけで完結させることは不可能であり、KIRINZIさん含めさまざまな方の力を借りなければ、到底成し遂げられません。ビルをつくるにあたっても、ゼネコン・デザイナー・地権者・行政など関わるステークホルダーがたくさんいます。専門用語をわかりやすく伝えながら、関係各所をまとめあげる必要がありますので、「伝える力」は大変重要です。加えて、意志を持って「私たちはこういう街をつくりたい」と発信する力も大切ですね。

最後に、「あなたになら、うちの資産を預けたい」と思っていただけるような人間的な魅力があること。お客様とはプロジェクト単位で長いお付き合いをしていきますので、積極的に自己開示ができ、誠実で素直で謙虚、困難でもめげることなく明るく前向きな人が多い気がしますね。

—「人間的な魅力」とは具体的にどういったことなのでしょうか。

ベースになるのは、冒頭で申し上げた「岩盤」の考え方です。当社は2〜3人のチームで行う仕事が多く、総合職の場合は3〜5年に1回ジョブローテーションを実施します。

そのなかで、「思いやり」や「他者と協働できる力」は大事な要素ですので、面接では表面上の経歴ではなく、その方のパーソナリティを深く把握できるよう、さまざまな角度から質問をしていきます。とはいえ、「花」の美しさの捉え方がそれぞれ違うように、「人」の魅力もそれぞれだと思います。あまり構えずに面接にいらしてほしいですね。

—そのなかでも、入社後、貴社で早期に活躍できる人材はどんなマインドを大切にしていますか?

そもそも私たちは、5年、10年、20年かけてジェネラリストを育成していきますので、「早期に成果を出さなければ」と焦る必要はまったくありません。ビルの事業開発に携わり、商業施設の営業の経験をし、ホテルの運営に取り組む……当社で描けるキャリアそのものが、ご自身の唯一無二の価値になると思います。その結果、世界でも類を見ない総合デベロッパーのスペシャリストになるのです。

また、当社は「産業デベロッパーというプラットフォーマーとして活動していく」という大きな目標を掲げています。一人ひとりがご自身のパーソナリティを大切にしながら、お客様と長いお付き合いをしていく。いわば、「仕事」を超えて人と人としての関係性を築いていくことが、マインドとしては大事だと思っています。

「あなたならどう思う?」から、すべてが始まる。
「ありのまま」で向き合い、化学変化を生み出したい。

—今後採用を強化されていく中で、総合職・エキスパート職の人材が活躍できるような環境や制度、仕組みなどはございますか?

「キャリアオンボーディング」の観点では、まず部署や事業の説明から入り、オンザ・ジョブ・トレーニングを行いながらさまざまな勉強をしていただきます。加えて、当社が手がけた物件の見学会を行っています。具体的には、入社から半年ほど経った社員に対してバスツアーを行っています。大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」や、物流施設「MFLP 船橋」、「柏の葉スマートシティ」といった街づくりを見て回り、キャリア入社同期が共に学び合えるような場をつくっています。

他にも階層別研修制度があり、階級が上がるタイミングで研修を設けています。マネジメントやリーダーシップについて学べる研修や、管理職研修など多彩なプログラムがあります。

「ワークライフバランス」の観点では、2009年から「家族とのコミュニケーションを深めるきっかけをつくる」「 ワークライフバランスを考えるきっかけをつくる」をコンセプトとして、ファミリーデーという日を設けており、社員にも非常に好評を博しています。

「多様な働き方」という観点では、チームで働きやすい働き方を相談して決めていただくという事が大前提ではありますが、スーパーフレックス制度があり、自由な時間帯で働けます。一部在宅勤務も可能で、介護休暇、育児休暇もありますね。有給も年間14日は取得いただくよう社員に働きかけをおこなっています。私自身、月1回父と姉の介護で三重県の実家に帰っているのですが、そういった点も寛容にみんなが認めてくれて、支え合う文化が根付いていると思います。社員一人ひとりが互いの環境を理解し、助け合える。「制度が存在する」だけで終わるのではなく、「制度が自然に使われる」環境こそが、私たちのありたい姿だと思っています。

—研修、ワークライフバランス、多様な働き方……すべてにおいて、「相互理解」が根付いた社風なのですね。

そうですね。会議でよく飛び出すワードが、「あなたならどう思う?」です。それに対し、一人ひとりの社員が「私だったらこう思います」と発言する。そこに、意外と問題解決のヒントがあるんです。年齢やキャリアの長さ、知識量を問わず、ひとつのテーブルにさまざまな社員がアイデアを持ちより、取捨選択しながらブラッシュアップしていく。そんな風土が、多様な街づくりにも活きていると思いますね。

あとは、「ありのままを知ってもらう」ということも大切にしています。採用活動において、現場社員や人事部員がさまざまな発信をしていますが、私たちから「こういったことは言わないでほしい」と指示することはまったくありません。なので、私たちもどんな話が飛び出してくるのかわからない面白さがあります。このような面も含めて、自分たちのありのままを伝えようとする社風なので、ぜひ体感していただきたいですね。

一度きりの人生。
街づくりから世界へ、日本の魅力を届けよう。

—ありがとうございます。これから入社を検討される方々に向けて期待することや、一緒に実現したいことを教えてください。

私達は、街づくりを通じて日本だけでなく世界の方々のクオリティ・オブ・ライフを上げていきたいと思っています。日本のテナントと共に世界に羽ばたき、まだまだ伝わり切っていない日本のサービスや製品の良さを伝えていきたい。さらに、住宅や施設が不十分な地域にも、設備を供給していきたい。そのようなマインドに共感してくださる方に入社していただければ嬉しいです。

また、一度きりの人生ですので、「どのように自己実現したいのか」「どんな仲間と、どのように成長したいのか」という観点を大事にしてほしいです。自身のビジョンを追求し、メンバー同士が意見を交換することでさまざまな化学反応が生まれ、街づくりにおいても活きてくると思います。情熱を持って、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。

KIRINZIのサービスへの評価

人の可能性まで見極める提案力。
「質」で示す、KIRINZIの成果。

—KIRINZIの支援を経て、良かった点があれば教えてください。

KIRINZIさんは求人票通りに候補者を出すのではなく、「この人が入社したら組織はこう変わる」といった「人」のレベルで提案をしてくださる点が大きな強みだと思います。また、自分のキャリアをうまく言語化できていない候補者にも寄り添い、感情の機微を汲み取ったコミュニケーションをしてくださるので、候補者からの信頼も厚い。結果的に、採用活動全体がとてもスムーズに進みました。

—具体的に、どのような成果がありましたか?

定量面でもしっかり成果を残していただいていますが、それ以上に「質」の部分での貢献が大きいと感じています。過去には省庁出身でまったく不動産と関わりのない方や、大手化粧品メーカーのご出身の方など、これまでの当社採用実績にはなかったような候補者をご紹介いただきました。結果として、今も活躍している社員が多数います。経験や業界にとらわれず、パーソナリティや仕事への向き合い方まで見極めたうえで提案いただけるので、フィット感が非常に高い。これは他社にはないKIRINZIさんならではの成果だと思います。

—どんな方にKIRINZIをおすすめしたいですか?

KIRINZIさんは、求人要件が明確に固まっていない案件でも、粘り強く候補者を探してくださいます。ですので「数をたくさん出してほしい」という企業にはあまり向かないかもしれません。逆に、「難易度の高いポジションでも精度高く候補者を提案してほしい」「こちらの意図を深く理解したうえで動いてほしい」という企業にはとてもおすすめできます。実際、私たちのように総合職というオープンポジションを扱う採用活動においても、常に誠意を持ってコミットしてくださる姿勢に信頼を寄せています。今後も長期的な視点で伴走いただきながら、共により良い採用の形をつくっていければと思います。